西鉄ストアは6月16日、西鉄電車を利用した小荷物運搬事業の実証実験として、当日朝に収穫した野菜を、福岡・佐賀県の店舗で販売すると発表した。
朝採とうもろこしを大善寺駅に停車中の列車に積載し、高宮駅まで輸送。到着後、高宮駅直結の「にしてつストア高宮店」(福岡市南区)特設ブースで店頭販売する。
筑後地区~福岡市内を鉄道で運搬すると、トラックと比べて約半分の時間に短縮でき、より新鮮な野菜を届けられるという。
この取り組みは6月13・24・27日、7月1日に実施。大善寺9時30分発、福岡(天神)行きの普通列車を利用する。
スケジュールは、朝9時10分、生産者のスタッフが大善寺駅に到着。スタッフがホームで列車の運転室に朝採とうもろこしを積み込む。
9時30分、列車が大善寺駅を発車。11時5分、高宮駅に到着したところでスタッフが荷下ろしし、「にしてつストア高宮店」に納品。その後、陳列、販売する流れだ。
西鉄グループは今後も、環境負荷低減や物流問題に対応するとともに、沿線自治体や地域の生産者との連携を強化し、地域経済の活性化につなげたいとしている。8月中旬からはシャインマスカットの小荷物運搬も予定しているという。
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