LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本郵船/バルセロナ港に国際物流ハブとなる完成車ターミナル建設へ

2025年05月14日/国際

PR記事

日本郵船は5月7日、バルセロナ港湾局からスペイン・バルセロナ港における27年間の完成車ターミナルの運営権を獲得した。

完全自動立体駐車場を建設し、再生可能エネルギー活用により環境に配慮した効率的な自動車輸送を実現する。

稼働は2027年の予定で、年間取り扱い台数は約18万台の見込み。新ターミナル建設により西地中海および北アフリカ地域の自動車物流需要を取り込み、国際的な自動車物流ハブ港を目指す。

<グループが運営する欧州の完成車ターミナル拠点>

0514nihonyusen - 日本郵船/バルセロナ港に国際物流ハブとなる完成車ターミナル建設へ

ターミナルには、ベルギー現地法人の協力を得て完全自動立体駐車場を導入する計画。出入り口でシステムを操作することで、これまでドライバーによる運転が必要だった駐車場での搬出入作業が自動になる。

省人化によりヒューマンエラーのリスクを低減することで、より安全な搬出入と高効率なターミナル運営につなげる狙いだ。

太陽光発電システム導入により年間3211MWhを発電し、電力はターミナル内で利用する計画。

今後、バルセロナ港でのターミナル事業拡大に加え、スペイン国内と近隣諸国における内陸保管ヤードでの蔵置や自動車部品の取り付け・点検などの付加価値サービス、物流パートナーとの協業を通じたトラック・鉄道での陸上輸送を組み合わせることで、内陸も含めた物流ソリューションの展開を視野に入れている。

■ターミナル運営権の概要
ターミナル建設予定地:スペイン・バルセロナ港
開業時期:2027年
敷地面積:10万1058m2
年間取り扱い台数:約18万台(見込み)

日本郵船/Climeworks社からCO2除去クレジット購入の契約

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース

OSZAR »