飯野海運は10月9日、グループ会社の船舶管理会社イイノマリンサービスと合同で、重大事故を想定した対応訓練を実施した。
今回は、イイノマリンサービスで船舶管理を行う貨物船が東京湾内鶴見航路を航行中、操船不能となり針路前方にある橋の橋脚に衝突したというシナリオで訓練した。
訓練では、事故発生直後、本社に緊急対策本部を設置し、社内外の関係者と情報共有、連携体制の確認を行った。また、オンラインツールを活用し、迅速かつ効率的な初動対応を図るとともに、社外からの問い合わせなどへの対応もシミュレーションした。
同社グループは、経営方針で安全確保を社業の基盤と定めている。今回の訓練で緊急対応のノウハウを蓄積しつつ改善点などをグループ全体で共有することにより、危機対応能力を向上、安心・安全なサービス提供に努めていくとしている。