日本郵船は10月3日、郵船クルーズと共に、客船「飛鳥II」が新潟港沖でばら積み船と衝突する重大事故が発生したという想定で対応訓練を実施した。
訓練には国土交通省海事局、第九管区海上保安本部、日本船主協会など社外関係者も協力した。
訓練は、「飛鳥II」から郵船クルーズに事故発生の連絡が入り、事故対策本部を設置、関係者とのコミュニケーション経路を確立することから開始。
連絡を受けた日本郵船も対応支援のため事故対策本部を設置し、乗員乗客の避難経路の確保や油濁防除体制などについて、第九管区海上保安本部と連携した。
事態の進展に合わせて順次プレスリリースを配信し、模擬記者会見も行った。
訓練は、1997年7月2日に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故を教訓として、毎年行っている「Remember Naka-no-Se」キャンペーンの一環。
日本郵船グループは乗員乗客と顧客貨物のため、船陸一丸で安全運航に努めるとしている。
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