小田急不動産は10月21日、愛知県海部郡蟹江町で物流施設プロジェクト第6弾「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」を9月11日に竣工したと発表した。同社による愛知県での開発は、これで3棟目となる。
小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江は、名古屋市に隣接する蟹江町に位置しており、名古屋第二環状自動車道「千音寺南IC」から約2.8km、東名阪自動車道「蟹江IC」からも約3kmと、名古屋市内に加えて関西方面へのアクセスも良い立地だ。
名古屋市内への高効率な配送を担う物流拠点としてだけでなく、東名阪自動車道を活用した中部・関西エリアへの広域配送拠点としても高い利便性を有している。
JR関西本線「蟹江駅」から徒歩約8分なので、公共交通機関での通勤も可能だ。
最大2テナントによる分割利用を想定してエリアを東西に振り分け、荷物用エレベーター・垂直搬送機もエリアごとに設置した。BCP対策として、2階に設備バルコニーを設けて主要設備を配置している。
環境配慮の面では、屋根・外壁に高断熱性能の建材を採用、建物外皮の熱負荷抑制を実現する。設備機器においても、高効率な機器を採用し、第三者認証制度「BELS」で「ZEB READY」の評価を受けている。これは、小田急不動産の物流施設としては初となる。
■小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江
所在地:愛知県海部郡蟹江町蟹江本町テノ割1-1(代表地番)
交通:名古屋第二環状自動車道「千音寺南」IC 約2.8km
東名阪自動車道「蟹江」IC 約3.0km
JR関西本線「蟹江」駅 徒歩約8分
近鉄名古屋線「近鉄蟹江」駅 徒歩約18分
用途:工業地域
規模・構造:鉄骨造4階建
敷地面積:7533.19m2(2278.78坪)(登記記録記載面積)
延床面積:1万5778.18m2(4772.89坪)
耐床荷重:1.5t/m2
柱スパン:11.6m×10.0m
梁下有効天井高:5.5m
トラックバース:14台
トラック待機場:3台
垂直搬送機:2基
荷物用エレベーター:2基
ドックレベラー:2基
駐車場:69台
設計・施工:矢野建設
建物監修:さくらマネジメント
小田急不動産/愛知県2棟目の物流施設を竣工、3棟目開発に着手