大型物流ドローンの販売を手がけるトルビズオンは9月27日、佐賀県小城市と多久市の自治体職員向けに、DJI Flycart30を使用した飛行見学会を実施した。
デモフライトでは、DJI FlyCart30のウィンチシステムを使用し物資を安全かつ正確に吊り下げて運搬する技術を披露した。最大40kgの物資を輸送できるパワー、自動洲イン制御機能による運搬物資の安定性が実演された。
これにより、災害現場での迅速な物資供給だけでなく、農林業での効率的な運搬作業の可能性も強調されている。
なお、災害が発生した場合には、トルビズオンが小城市・多久市と締結した協定を基盤として、両市を結ぶ「空の道」を活用できることも紹介。広域連携の下で、1機体で複数の地域に緊急支援物資や医療物資を迅速に運搬できる可能性を示唆したところで、勉強会は終了となった。
トルビズオンは、DJI FlyCart30のような高機能ドローンを活用し、災害対応の分野で自治体との広域的な協力体制を構築していくことを目指す。地域のレジリエンス向上に貢献することを目標に、実用化を推進していくとしている。
トルビズオン/佐賀県多久町の防災訓練でドローン物資搬送を実施