国土交通省は10月27日、全日本トラック協会、日本自動車整備振興会連合会、日本自動車車体整備協同組合連合会に対して、大型トラックの緊急点検を指示した。
各団体に加盟している自動車運送事業者が保有している大型トラックについてスペアタイヤ、工具箱等を車両へ固定する構造・装置について、腐食等による損傷やボルトのゆるみがないか、直近の定期点検等の機会を捉えて早急に点検を実施するよう指示した。
10月18日に岡山県内の中国自動車道において、軽自動車が路上に落下していた大型トラックのスペアタイヤに乗り上げて故障し、乗員2名が路肩へ避難していたところ、後続の大型トレーラーが落下していたタイヤへ乗り上げて横転し、避難していた乗員2名が巻き込まれて死亡する事故が発生。
事故は、現場を走行したトラックがスペアタイヤを走行中に路上にが落下させたのが要因だったとして、緊急点検を指示した。
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