国土交通省は8月23日、強風を原因とするコンテナクレーンの逸走防止対策を強化するため、コンテナクレーンの逸走防止のためのモデル運用規程を策定した。
省令と告示で定めた逸走防止対策の運用の考え方を示したもので、コンテナクレーンの設置者等が実施する運用規程の整備・見直しを行う際のモデルとなるもの。
策定にあたって、会議等による港湾関係者の意見を踏まえ、管理基準となる風速の設定や管理基準に達した場合の措置、作業等の責任者の設定、逸走防止のための装置の維持管理、研修の実施等の具体的な考え方をまとめている。
あわせて、2010年9月に一部改正した技術基準省令及び関連する告示について、条文の考え方や性能照査の方法等についての解説を作成した。これにより、荷役機械の耐震性能の照査方法や逸走防止に必要な機能等がより明確となる。
■コンテナクレーンの逸走防止のためのモデル運用規程
http://www.mlit.go.jp/common/000221196.pdf